お歳暮をいただいて、お返しをどうすべきか迷っていませんか。結論から言えば、お歳暮をいただいた側は、基本的にお返しの品を用意する必要はありません1。お歳暮は日頃の感謝を伝える挨拶で、受け取る側はその感謝を受け取る立場だからです。まず優先すべきは、品物より先に届けるお礼状です1。
本記事は、お歳暮を受け取った側が、お返しの要否から順に判断できるよう整理したものです。お返しが不要な理由、それでも返す場合の考え方と相場、お礼状の書き方、今後は辞退したい場合の断り方、品物の選び方までを順にまとめます。
読み終えると、いただいたお歳暮に対して、過不足なく礼を尽くす段取りが手元に揃います。
忙しい人のための最短ルート
時間が取れない場合は、次の3ステップで対応を決めきります。
- まずお礼状を出す:品物より先に、いただいてから3日以内を目安に感謝を伝える書状を送る1
- お返しの要否を判断する:基本は不要。相手との関係上どうしても返したい場合のみ、同額程度までの品を用意する1
- 返す場合はのしを整える:紅白の蝶結び、表書きは「御礼」で仕立てる2
この3ステップで、お礼状を軸に、お返しをするかどうかまで同時に決まります。お歳暮のお返しは「返して当然」のものではなく、感謝をきちんと受け取り、言葉で返すのが本筋です。
お歳暮のお返しは基本不要|受け取る側は感謝を受け取る立場
お歳暮は、一年お世話になった相手が「来年もよろしく」と伝える挨拶の贈りものです2。出産・結婚・新築のように「身内のお祝いを分かち合う」内祝いとは性格が違い、いただいた側にお返しの義務はありません1。
受け取る側は、相手の感謝を受け取る立場にあります。品物で返そうと構えるより、まず「ありがとうございました」を書状で伝えることが礼にかないます。目上の相手から日頃の感謝としていただいた場合、律儀に品を返すと、かえって「今後は結構です」という辞退の合図に受け取られることもあります1。
ただし、まったく音沙汰なしで済ませるのは避けます。お返しの品は不要でも、お礼状という形での応答は欠かせません。
お返しをする場合の考え方|同額程度まで・表書きは「御礼」
基本は不要でも、返したい場面はあります。友人・知人など対等な関係で贈り合っている場合や、こちらが恐縮する高額をいただいた場合です。返すと決めたら、金額と表書きの2点を押さえます。
相場は、いただいた品と同額程度までが目安です1。半額返しに縛られる必要はなく、いただいた額を大きく上回る品は「もう贈らないでほしい」という含意になりかねないため避けます。3,000円のお歳暮には3,000円前後、5,000円には5,000円前後を上限に考えます。
表書きは「御礼」を用います2。内祝いのように「お返し」を前面に出す場面ではないため、感謝を表す「御礼」がなじみます。水引は紅白の蝶結び、名入れは自分の苗字を下段中央に書きます2。結婚祝いに使う結び切りは、お歳暮のお返しには使いません。
渡す時期は、いただいてからなるべく早く、遅くとも年内から松の内までに届くよう手配します。年を越す場合は、表書きを「御年賀」、松の内を過ぎたら「寒中御見舞」に替えます2。
まずはお礼状を出すのが礼儀|3日以内・書き方
お歳暮を受け取ったら、品物より先にお礼状を送ります。これは返礼の品の有無に関わらず、受け取った側に共通する作法です1。
タイミングは、いただいてから3日以内が目安です。遅くとも一週間以内には届くよう手配します。電話で先に一報を入れ、改めて書状を送る二段構えにすると、より丁寧な印象になります。
書状には、次の3点を盛り込みます。
- 無事に受け取った報告:「けっこうなお品を頂戴しました」と、届いた事実を伝える
- 感謝の言葉:一年の礼と、品への具体的な一言(家族で楽しんだ、など)
- 相手を気遣う結び:年末年始の多忙や寒さをねぎらう一文で締める
親しい相手にはハガキや手紙で、目上やかしこまった相手には封書で送ると格が整います。お返しの品を送る場合も、品に礼状を同梱するのではなく、先に礼状を出してから品を手配する順序が丁寧です。
今後は辞退したい場合の断り方
事情が変わり、今後のお歳暮を遠慮したい場合もあります。断り方を誤ると角が立つため、書状で丁重に伝えるのが基本です1。
角の立たない方法は、お礼状の中で今後の辞退を添えることです。「今後はどうかお気遣いなさいませんよう」と、感謝を述べたうえで丁重にお願いする形にします。相手の好意を否定せず、こちらの事情として伝えるのがこつです。
もう一つの方法は、いただいた品と同額程度を一度だけお返しすることです。同額を返すことで貸し借りが相殺され、「以後は遠慮したい」という意思が自然に伝わります1。言葉にしにくい相手には、この形が穏当です。
いずれの場合も、受け取ったこと自体への感謝を先に伝えます。断りを主眼にすると、一年の関係に水を差します。
お返しの品の選び方|菓子・タオル・カタログ

返すと決めた場合、品物は菓子折り・タオル・カタログの3カテゴリから、相手と金額に合わせて選びます。使って残らない「消えもの」か、好みに左右されにくい実用品が中心になります。
主役として挙げるのは、幅広い相手に渡しやすい焼き菓子の詰合せです。個包装で日持ちし、家族で分けられるため、お返しの一品として扱いやすい構成です。
しあわせサブレ 12枚(HSH-14N4)
- 個包装のサブレ12枚は家族で分けやすく、日持ちする消えもの
- 洋菓子ブランドの詰合せで、目上の相手にも見栄えが整う
- のし・表書き「御礼」の対応可否は注文時に確認する
¥1,512(楽天)
楽天で見る →PR / アフィリエイトリンクを含みます
3,000円前後までのお歳暮への返礼なら、この帯の焼き菓子で釣り合いが取れます。同額程度を上限にという考え方に沿い、いただいた額を上回らずに感謝を形にできます。個包装は相手の持ち帰りや保存の負担も抑えます。
甘いものを好む家庭や、来客の多い年末の相手に向きます。相手が糖質を控えている、あるいは同じブランドを贈り合っている場合は、後述のタオルやカタログに振り替えます。
候補の品|相手と金額で選び分ける
主役が合わない場合の代替を、菓子・タオル・カタログから1点ずつ挙げます。
マカロンラスク 8枚(MRU8)
1,080円で用意できるマカロンラスクは、軽めのお返しに向く一品です。いただいたお歳暮がささやかな場合、同額程度までという目安の下限に合わせられます。個包装で日持ちし、洋菓子ブランドの名前で体裁も保てます。ごく親しい相手や、重い返礼を避けたい場面に向きます。
PR
プレミアムホテル仕様 タオルギフト(バスタオル1枚・フェイスタオル1枚)
相手の好みが読みにくいときは、実用品のタオルが選びやすい選択肢です。今治タオルは産地基準があり、品質面で不安が残りません。5,500円のバスタオル・フェイスタオルのセットは、5,000円前後のお歳暮への返礼帯に対応します。日持ちを気にせず送れるため、生鮮を避けたい相手にも向きます。
PR
よくある質問
Q. お返しをしないと失礼になりませんか。 お返しの品を用意しなくても失礼にはあたりません1。お歳暮は日頃の感謝の挨拶で、受け取る側にお返しの義務はないためです。ただしお礼状だけは欠かさず出します。品ではなく言葉で応えるのが、受け取った側の本来の作法です。
Q. 目上の相手にお返しの品を送るのは変ですか。 目上の相手からの日頃の感謝に律儀に品を返すと、「今後は遠慮したい」という辞退の合図に取られることがあります1。基本はお礼状のみで応え、どうしても返す場合は同額程度までにとどめ、表書きを「御礼」にします。
Q. お返しを送る時期はいつまでですか。 いただいてからなるべく早く、遅くとも松の内までに届くよう手配します。年を越す場合は表書きを「御年賀」、松の内を過ぎたら「寒中御見舞」に替えます2。お礼状はお返しの品と切り離し、受け取ってから3日以内を目安に先に送ります。
Q. 毎年いただくお歳暮に、毎回お返しは必要ですか。 毎年のお返しは不要です。お歳暮は関係が続くあいだ贈り合う挨拶なので、いただくたびにお礼状で感謝を伝えれば十分です1。負担に感じる場合は、お礼状で今後の辞退を丁重に添える方法もあります。
まとめ|関連記事

お歳暮のお返しの要点を整理します。
- お歳暮をいただいた側は、お返しの品は基本不要。感謝を受け取る立場にある
- 品より先に、いただいてから3日以内を目安にお礼状を送るのが礼儀
- 返す場合は同額程度まで。上回る品は「今後は不要」の含意になり避ける
- のしは紅白の蝶結び、表書きは「御礼」。名入れは自分の苗字
- 今後辞退したいときは、お礼状で丁重に添えるか、同額を一度返して意思を伝える
- 品物は菓子・タオル・カタログの3カテゴリから、相手と金額で選び分ける
お礼状とお返しの段取りが決まったら、贈る側のマナーや相手別の選び方も合わせて確認しておくと、贈り合いの全体像がつかめます。
上司や両親への贈り方の詳しいガイド、お礼状の文例集は順次公開します。
著者:編集部 最終確認日:2026-07-25 詳細な制作方針はこのサイトについてをご覧ください。

