新築祝いの金額に決まった正解はあるのか。答えは「関係性で決まる」です。 同じ新築祝いでも、友達に贈るのか、会社の同僚に贈るのか、兄弟姉妹や親として贈るのかで、中央値が3〜10倍まで動くからです12。
結論から示します。友達は5,000〜10,000円、会社の同僚は3,000〜5,000円、上司・取引先は連名で5,000〜10,000円、兄弟姉妹は10,000〜30,000円、親から子へは30,000〜100,000円、親戚は5,000〜30,000円が個人で贈る場合の目安です123。 本記事では、関係性別の早見表、現金と品物の使い分け、予算の決め方、連名の考え方、避けたい金額(4や9などの忌み数)までを一枚にまとめます。読み終えると、自分のケースで狙う金額帯と品の方向が決まります。
関係性別の相場早見表

最初に全体像を俯瞰します。下の表は、贈る相手との関係性と「個人で贈る場合の中央的な予算帯」「典型的な品の方向」をまとめたものです123。
| 関係性 | 個人の相場 | 中央値 | 典型ギフトの方向 |
|---|---|---|---|
| 友達 | 5,000〜10,000円 | 5,000円 | 観葉植物・ペア食器・上質タオル |
| 会社の同僚 | 3,000〜5,000円 | 3,000円 | タオル・雑貨・連名でカタログ |
| 上司・取引先 | 5,000〜10,000円 | 5,000円 | 連名でカタログギフトが中央 |
| 兄弟姉妹 | 10,000〜30,000円 | 10,000円 | 家電・インテリア・現金 |
| 親(親から子へ) | 30,000〜100,000円 | 50,000円 | 家具・家電・現金 |
| 親戚(いとこ・叔父叔母) | 5,000〜30,000円 | 10,000円 | 名入れ品・食器・現金 |
各セルは「この関係性での代表的な目安」として示しています。順位ではありません。
ここから、関係性別の相場の輪郭、現金と品物の使い分け、予算の決め方、連名の考え方まで順に整理します。
関係性別の相場を詳しく見る
関係性で中央値が動く理由は、家族としての距離感と、経済的な前提が違うからです。 ここでは友達・会社・上司・兄弟姉妹・親・親戚の6区分で、相場帯の輪郭と注意点を順に押さえます。
友達への相場は5,000〜10,000円が中央
友達への新築祝いの相場は、5,000〜10,000円が中心帯です1。仲の良い友人や1対1で贈る場合は10,000円寄り、グループで連名にする場合は1人あたり3,000〜5,000円に下げる設計が一般的です。
注意したいのは「高くしすぎ」の構造です。 10,000円を大きく超えると、受け取った側に内祝いの返礼負担が生まれます。新居の暮らしが始まったばかりで出費が重なる時期のため、内祝いの目安(いただいた品の3〜5割)が大きくなりすぎない帯に着地させると、相手の手間を減らせます4。
会社の同僚は3,000〜5,000円が中央
会社の同僚への新築祝いの相場は、3,000〜5,000円が中央です12。 1対1で贈る場合は5,000円前後、部署内で連名を組む場合は1人あたり1,000〜2,000円を集めて総額5,000〜10,000円に着地させる流れが一般的です。
ポイントは、個人と連名を切り分けることです。連名がすでに動いているのに個人で別途5,000円を贈ると、相手から見て返礼の手間が二重になります。連名が動いているか先に確認すると、無理のない着地ができます。
上司・取引先は連名で渡すのが筋
上司・取引先への新築祝いは、原則として連名(部署単位・チーム単位)で5,000〜10,000円帯のカタログギフトに寄せる選び方が中心です2。 個人で高額を贈ると業務上の関係に影響することがあるため、連名の枠で渡すほうが筋が通ります。目上の相手に現金や商品券を贈るのは「生活の援助」と受け取られる場面が残るため、品物やカタログギフトを選ぶほうが無難です4。
兄弟姉妹への相場は10,000〜30,000円
兄弟姉妹への新築祝いの相場は、10,000〜30,000円が中央です3。 自分が既婚で家計が安定している場合は20,000〜30,000円、独身・学生で経済的に余裕がない場合は10,000円前後と、生活状況で1段の幅があります。
兄弟姉妹は内祝いを省略する家庭も多い関係性です。 「内祝いは要らない」と先に伝え合うことで、お互いに返礼の負担を減らせます。現金と品物を組み合わせる(現金10,000円+家電10,000円など)選び方も、この帯では一般的です。
親から子への相場は30,000〜100,000円
親が子の新築に贈る場合の相場は、30,000〜100,000円と他の関係性より大きく上がります3。 家具・大型家電を1点贈る形、もしくは現金で30,000〜100,000円を渡し、子ども自身に必要なものを選んでもらう形が中央です。
注意したいのは、兄弟間・両家のバランスです。 複数の子どもがいる場合、上の子と下の子で新築祝いの額に差が出ると、後々のわだかまりの種になります。渡す前に金額の基準を決めておくと、家族の中で均衡が保てます。
親戚(いとこ・叔父叔母)への相場は5,000〜30,000円
いとこ・叔父叔母など親戚への新築祝いの相場は、5,000〜30,000円と幅が大きい区分です3。 いとこ間は友達相場に近く5,000〜10,000円、叔父叔母から甥姪へは10,000〜30,000円が中央になります。
ここでの判断軸は「家族の慣例」です。 親族間で「新築祝いはこの帯」という暗黙のルールがある場合は、それに合わせるほうが角が立ちません。両親に一度確認してから金額を決めるのが現実的です。
現金と品物の使い分け
新築祝いを現金で贈るか品物で贈るかは、関係性で比率が逆転します。 家族の距離が近いほど現金の比率が上がり、距離が遠いほど品物の比率が上がる構造です34。
| 関係性 | 現金の比率 | 品物の比率 |
|---|---|---|
| 友達 | 1〜2割 | 8〜9割 |
| 会社の同僚 | 0〜1割 | 9〜10割 |
| 上司・取引先 | 0割 | 10割(連名でカタログが中心) |
| 兄弟姉妹 | 4〜5割 | 5〜6割 |
| 親(親から子へ) | 5〜7割 | 3〜5割 |
| 親戚 | 4〜5割 | 5〜6割 |
友達・会社では現金が失礼にあたる場面が残るため、品物が中央です4。とくに目上にあたる上司へ現金を贈るのは避けます。 兄弟姉妹以上の家族関係では、新居で本当に必要なものは住む人にしか分からないため、使い道を選べる現金のほうが実用的という判断が増えます。親から子へは、大型家具や家電の頭金として現金を渡す形が中央です。
迷ったら、関係性が遠いほど品物、近いほど現金(または現金+品物の組み合わせ)と覚えておくと判断が早くなります。
予算の決め方と相場帯の定番品
予算は「関係性の中央値」を起点に、3つの補正で決めます。 1つ目は付き合いの深さ、2つ目は自分の年代・家計の状況、3つ目は連名かどうかです。この3点で中央値から上下に1段ずらすと、無理のない額に収まります。
個人で贈る新築祝いの本命は、5,000〜10,000円の中央帯です。友達・いとこ・会社の1対1がこの帯に集まります。 この帯で選ばれやすい品の方向が、新居の食卓ですぐ使えるペアグラスです。夫婦・二人暮らしの新生活で日常的に稼働し、在庫負担が残りにくいからです。
パヴィーナ ダブルウォールグラス 350ml ペアセット
- 二層構造のダブルウォールで、冷たい飲み物も温かい飲み物も1つのグラスで使える
- 5,400円は友達・同僚・いとこの中央帯にちょうど収まる価格
- ペア設計は二人暮らし・夫婦の新生活で日常的に稼働する
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この帯の品を1点に絞るときの軸は、新居で毎日使えて、在庫が重複しにくいことです。 グラスや食器は割れ物のため消耗の入れ替えが起きやすく、上質な1組があると日常で稼働します。相手の好みが読みにくい場合は、色や柄の主張が弱い透明・白系を選ぶと、新居のインテリアと衝突しにくくなります。
相手や予算帯が変わる場合の候補を、方向の違う3点で挙げます。
ガジュマル 7号鉢|新築の空間に緑を添える
10,000円前後で、新築らしさを出したい場面に向く観葉植物です。高さ80〜100cmの7号鉢は、リビングの角に置くと空間の主役になります。ガジュマルは乾燥に強く、水やりの頻度が少なくて済むため、引っ越し直後で忙しい相手にも手がかかりにくい品です。土や鉢の置き場所を取るため、相手の新居の広さがある程度読める間柄に向きます。玄関やリビングに緑を置きたいという話を事前に聞けているなら、記念性のある1点になります。
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今治タオル フェイスタオル 5枚セット|手堅くまとめたい相手に
3,000円前後で、会社の同僚や連名の1人あたりに向く上質タオルです。今治タオルは綿100%・日本製の吸水性が定番で、消耗品のため何枚あっても日常で稼働し、相手の在庫を圧迫しません。フェイスタオル5枚セットは新居の洗面所ですぐ使える枚数で、相手の好みが読めない場面でも受け取りやすい品です。記念性は控えめなため、記念を強く残したい親しい間柄よりは、手堅くまとめたい関係に合います。
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スターバックス ペアマグ ギフトセット|夫婦の新居に
主役のペアグラスと同じ二人使いでも、こちらは温かい飲み物に寄せたペアマグです。7,000円台で、夫婦・二人暮らしの新居に贈る場面に向きます。美濃焼の陶器マグは電子レンジ・食洗機に対応する日常使いの器で、焼き菓子やタオルが同梱されたギフトセットは開けたときの満足感が出ます。ブランドの好みがはっきり分かれる品のため、相手のコーヒーやカフェの好みが読める間柄に向きます。
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連名で贈るときの考え方
連名で贈ると、個人では届かない予算帯のギフトに手が届きます。 ただし「1人あたりの金額」「内祝いの返礼負担」「のしの書き方」の3点で、個人贈呈とは別の物差しが必要です。
1人あたりの目安は、会社の同僚で1,000〜2,000円、友達グループで3,000〜5,000円、親戚グループで5,000〜10,000円です23。 3,000円を下回ると体裁が軽くなりやすく、贈る側の人数が多いと総額が膨らみすぎて相手の内祝いが重くなります。3〜5人の規模で総額10,000〜20,000円に着地させると、相手にも負担が出にくい構成になります。
連名ののしは、3名までは全員の名前を右から目上順に並べ、4名以上は代表者1名+「他一同」と書く形が中央です4。 別紙に全員の名前と金額を書き添えると、相手側の内祝いの判断が楽になります。
避けたい金額とタブー
新築祝いには、金額と品物の両面で避けたい定番があります。 金額では忌み数、品物では火や赤を連想させるものが、昔からのタブーとして残っています4。
金額で避けたいのは、4と9を含む数字です。 4は「死」、9は「苦」を連想させるため、4,000円・9,000円・40,000円といった額は慶事では避けます4。ご祝儀として現金を包む場合も同じで、10,000円・30,000円・50,000円のように、割り切れて縁起の良い数字に寄せます。
品物で避けたいのは、火事を連想させるものです。 新築祝いでは、ライター・ストーブ・キャンドル・灰皿など火に関わる品や、赤い色の強い品は「火事」を思わせるとして避ける慣習があります4。同じ理由で、壁に穴を開ける掛け時計や絵画も、相手が飾る場所を決めてから贈るほうが親切です。相手の希望を聞けていない場合は、消耗品や食器のように置き場所を選ばない品に寄せると外れにくくなります。
よくある質問
新築祝いの相場で「3,000円以下」はあり?
3,000円以下は、グループ連名の1人あたりの金額としては成立します。ただし個人贈呈の単独額としては、避けるほうが筋が通ります2。 個人で贈るときは、関係性が浅くても3,000〜5,000円帯から下を切らない方向で考えます。
現金と品物、どちらが正解?
関係性で決まります。友達・会社は品物、兄弟姉妹以上の家族は現金または現金+品物の組み合わせが中央です34。 とくに上司・取引先など目上の相手には現金・商品券を避け、連名の品物やカタログギフトに寄せます。
渡すタイミングは?
新築祝いを渡すタイミングは、引っ越しや新築の披露から半月〜2ヶ月以内が目安です4。 新居のお披露目に招かれた場合は、当日に持参する形が中央です。招かれていない場合は、相手の生活が落ち着いた頃を見て、事前に都合を確認してから贈ると負担になりません。
内祝いの目安は?
内祝いの目安は、いただいた品の3〜5割が中央です4。 たとえば10,000円の新築祝いに対して、3,000〜5,000円帯の菓子・タオル・カタログギフトを返す流れが標準です。新居に招いてもてなした場合は、その席が内祝いを兼ねる考え方もあります。
まとめ|関連記事

新築祝いの相場の要点を整理します。
- 友達は5,000〜10,000円、会社は3,000〜5,000円、兄弟姉妹は10,000〜30,000円、親から子へは30,000〜100,000円が個人で贈る場合の中央
- 関係性が遠いほど品物、近いほど現金。家族の距離で比率が逆転する
- 個人贈呈の本命帯は5,000〜10,000円。友達・いとこ・会社の1対1がこの帯に集まる
- 連名では1人あたり1,000〜5,000円。総額10,000〜20,000円・3〜5人規模が中央
- 4・9の忌み数、火や赤を連想させる品は避ける。渡すのは披露から半月〜2ヶ月以内
関係性や場面が決まったら、各ガイドへ進んでください。
- 新築祝いの選び方の総論は、別途まとめる予定です
- 友達への新築祝いの詳しい選び方は、別途まとめる予定です
- のしの書き方は、別途まとめる予定です
著者:編集部 最終確認日:2026-07-25 詳細な制作方針はこのサイトについてをご覧ください。

