取引先へのお歳暮に何を贈るか、社内の慣例が曖昧で迷っていませんか。 会社宛てに贈るなら、部署で分けられる個包装の菓子や飲料を3,000〜5,000円で選ぶのが基本になります1。
理由は、会社宛ての品は担当者一人ではなく複数人で受け取るためです。 個包装で日持ちする品なら、その場で分けても後日配っても負担が残りません。 本記事では会社宛ての選び方、主役商品と候補5品、予算相場、送り状とのしの書き方、そして近年贈答を控える企業への配慮までを順にまとめます。
取引先へのお歳暮の選び方
取引先へのお歳暮は、「個包装で分けられる」「相手企業の規模に数量を合わせる」「受け取れない企業に配慮する」の3点を押さえると、候補が絞れます。 個人へ贈るときと違い、まず「誰が受け取り、どう扱われるか」から逆算します。
会社宛ては個包装で分けられる品を選ぶ
会社宛てのお歳暮は、部署の全員で分けられる品が向きます。 一人分ずつ個包装になっていれば、その場で配っても、休憩時間に各自が取っても、受け取る側の手間がかかりません。
避けたいのは、切り分けが必要なホールの菓子や、要冷蔵で日持ちしない生ものです。 オフィスには包丁も広い冷蔵庫もない場合が多く、受け取り側に処理の負担を残します。
常温で日持ちする焼き菓子・ドリップ飲料・瓶詰の飲料が、会社宛ての定番になります。 「その場になくても困らないが、あれば全員が少しうれしい」品が、取引先向けの基準です。
甘い菓子が続く年末には、コーヒーや紅茶、果汁飲料など味の系統を変えると、他社と重なりにくくなります。 相手先に複数の会社からお歳暮が届く前提で、被りを避ける視点も一つの選び方です。
相手企業の規模で数量と品を合わせる
品を決める前に、相手先の人数を確認します。 先方の部署が5名なのか20名なのかで、選ぶべき個数がまったく変わるからです。
10名規模の部署なら、15〜20個入りの詰め合わせを選ぶと、一人1個以上が行き渡ります。 数名の少人数事務所や、担当者個人への贈答なら、上質さを重視して個数より質で選ぶ組み方もできます。
数が読めないときは、多めの個数で単価を抑えた品を選びます。 足りないより余る方が、受け取り側の印象は穏やかに収まります。
受け取れない企業への配慮を先に確認する
近年は、コンプライアンスの方針で外部からの贈答品を受け取らない企業が増えています2。 公務員や金融機関、上場企業の一部では、社内規程で受領を辞退する運用が定着しつつあります。
先方に贈答辞退の方針があるかは、送る前に確認します。 これまでやり取りがある相手なら、担当者に一言尋ねるのが確実です。
方針が不明で確認しにくい場合は、高額を避け、消えものの少額な品にとどめるという判断もあります。 無理に贈ると、相手に返送や社内報告の手間をかけることになります。
主役商品の紹介:神戸風月堂 レスポワール シモサン
主役として推す候補は、神戸風月堂のレスポワール シモサン詰め合わせです。 神戸風月堂は1897年創業の洋菓子店で、バタークッキーとレーズンサンドを個包装で缶に詰めた構成のため、部署での配りやすさと品名の伝わりやすさを両立します。
レスポワール シモサン 詰め合わせ E26N(バタークッキー・レーズンサンド)
- バタークッキーとレーズンサンドの個包装詰め合わせで、部署の人数で分けやすい構成です
- 缶入りで見栄えが整い、常温で日持ちするため受け取り側の保管負担が軽くなります
- 神戸風月堂は1897年創業の洋菓子店で、取引先にも品名と格が伝わりやすい品です
¥2,808(楽天)
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なぜ取引先へのお歳暮に合うのか。分けやすさ・品格・受け取り負担の3つの面から見ていきます。
まず、個包装のクッキーとサンド菓子は、部署の人数に応じてそのまま配れます。 缶を開ければ一人分ずつ取り出せるため、切り分けの手間も、誰かが仕切る負担もありません。
次に、老舗洋菓子店の缶入り詰め合わせは、外箱と缶の体裁が整っています。 取引先という改まった関係で、品名を見ただけで格が伝わる点は、ビジネスの贈答で効いてきます。
価格は約2,800円で、相場帯である3,000〜5,000円の入口にあたります1。 大口の取引先や特に親しい相手には、同シリーズの上位詰め合わせに切り替えると、5,000円前後まで無理なく引き上げられます。
候補商品5品
主役商品が相手に合わないと感じた場合の代替候補を5点挙げます。 相手企業の規模、担当者個人宛てか会社宛てか、好みが読めるかどうかに合わせて選び分けると、その取引先に合った1点が見つかります。
スティックケーキギフト 18個入|大人数の部署に配りたい場合
18個入りという数がそのまま強みになる候補です。10名規模の部署なら一人1本以上が行き渡り、配る側も「足りるだろうか」と数える必要がありません。価格は3,240円で、相場帯の中心にちょうど収まります。
中身はフィナンシェを中心としたスティック状の焼き菓子で、すべて個包装です。片手で食べられる形のため、デスクでも休憩室でも扱いやすく、常温で日持ちします。のし対応の出品を選べば、そのまま会社宛てに贈れます。
向かないのは、数名の少人数事務所や担当者個人への贈答です。個数が多い分、少人数の相手には余りやすく、質で見せたい場面では下の候補に切り替えます。
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シグニチャー ティーバッグ&ドリップコーヒー WBD15|ブランドで品格を出したい場合
1759年創業のウェッジウッドは、英国王室御用達の歴史を持つ陶磁ブランドです。その名を冠したティーバッグとドリップコーヒーの詰め合わせは、品名だけで相手に伝わる安心感があります。価格は1,620円で、付き合いの浅い取引先や、多くの先に配る挨拶回り用に向きます。
紅茶とコーヒーがどちらも個包装のため、飲む人の好みに合わせて社内で分けられます。仕事の合間に一杯という場面で使われ、消えものとして相手の負担も残りません。
向かないのは、大口の取引先や、格をしっかり見せたい相手です。価格帯が控えめなため、相場の中心を狙うなら主役の菓子やカタログに切り替えます。
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中身が選べる専用醤油 150ml×3本|担当者個人・少人数の相手に
会社の給湯室ではなく、相手の食卓で使われる場面を想定するなら、上質な調味料が候補に入ります。たまりやの専用醤油3本セットは、卵かけ用やだし醤油など用途の違う瓶を選べる構成です。価格は2,430円で、少人数の相手にちょうど収まります。
醤油や出汁は毎日の料理で確実に使われ、好みで大きく外れにくい実用品です。150mlの小瓶3本という分量は、持ち帰って自宅で使う担当者個人宛てに向きます。
向かないのは、大人数の部署で分けたい会社宛ての場面です。瓶ものは分けにくく重さもあるため、その場合は個包装の菓子や飲料に戻します。
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愛媛中島産 みかんジュース 250ml×12本|飲み物で好みの差を避けたい場合
主役の菓子と違い、果汁のジュースは甘さや味の好みが分かれにくい品です。希望の島のみかんジュースは、愛媛中島産のみかんを使った果汁100%のストレートで、250mlが12本入ります。価格は3,564円で、相場帯に収まります。
250mlの小瓶12本という構成は、部署で1本ずつ分けるのにちょうど合います。甘い菓子が苦手な人にも渡しやすく、会社宛てで受け取り手が読めない場面での安心感があります。
向かないのは、日持ちを長く取りたい場合です。菓子より賞味期限が短い品もあるため、贈る前に配送時期と期限を確認します。
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おいしいお肉の贈り物 HMC 5,000円コース|好みが読めない取引先に
「カタログは味気ない」と思う前に、相手の好みがまったく読めない取引先ほど、選ぶ自由を渡せる利点があります。おいしいお肉の贈り物は、和牛やブランド肉から相手が選べる専門カタログで、5,000円コースは相場帯の上限にあたります。
受け取った担当者が自宅で好きな品を選べるため、好みのミスマッチが起きません。会社宛てで分けにくい場面でも、個人が持ち帰って使える形に収まります。配送日も相手が指定でき、受け取りの負担が軽くなります。
向かないのは、その場で全員に配りたい会社宛ての場面です。分ける前提なら、個包装の菓子や飲料の候補に戻します。
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後悔しないための贈りものノウハウ

商品を選んだ後も、予算相場・送り状とのし・贈答を控える企業への向き合い方で迷うことがあります。 ここでは取引先へ贈る前提のマナーをまとめます。
予算相場は3,000〜5,000円が主流
取引先へのお歳暮の相場は、3,000〜5,000円が中心です1。 一般的な取引先への挨拶なら3,000円前後、日頃から世話になっている相手や大口の取引先には5,000円前後が収まりの良い線になります。
特に重要な取引先には、5,000〜10,000円まで上げる選択肢もあります1。
ただし、高くしすぎると相手が気を遣い、お返しの負担を意識させます。 毎年続く贈答だからこそ、翌年以降も無理なく続けられる金額に置くのが基本です。 昨年の金額から大きく下げると関係の変化を伝えてしまうため、前年と同程度に揃えます。
送り状とのしは会社名・代表者名で整える
お歳暮ののしは、紅白の蝶結び(花結び)の水引に、表書き「御歳暮」が基本です3。 蝶結びは何度あってもよい挨拶事に使う結び方で、毎年繰り返すお歳暮に合います。
名入れは、会社として贈るか個人として贈るかで変わります。
- 会社として贈る:水引の下に会社名+代表者名を書く(例:「株式会社○○ 代表取締役 △△」)
- 部署として贈る:会社名の下に「営業部一同」など部署名を添える
- 担当者個人が贈る:氏名のみを書く
配送で贈る場合は、品より先に送り状(挨拶状)を届けるか、品に同封します4。 日頃の礼を述べ、品を別送する旨を一言添えると、唐突に届く印象を避けられます。 配送では包装の内側にのしをかける内のしが選ばれます。
贈答を控える企業には無理に贈らない
近年は、虚礼廃止やコンプライアンスの観点から、お歳暮のやり取りを控える企業が増えています2。 社内規程で受領を禁じている相手に贈ると、返送や社内報告の手間をかけ、かえって関係を損ないます。
先方の方針が分かる場合は、それに従います。 辞退の連絡を受けたら、翌年以降は贈らず、挨拶状やメールでの年末の礼に切り替えます。
自社から贈るのをやめる場合も、相手に一言伝えると行き違いを防げます。 贈答の有無より、年末の区切りに礼を伝える姿勢そのものが、取引先との関係を保ちます。
場面別の追加の留意点
ここまでは、毎年続く取引先への会社宛て贈答を想定してきました。 実務では、これに収まらない場面がいくつかあります。3つ取り上げます。
複数の取引先へまとめて贈る場合
年末に何十社へ配る場合は、1社ごとに品を変えず、金額帯を数段階に分けて運用します。 主要取引先には5,000円前後、一般的な取引先には3,000円前後と、関係の深さで2〜3段階に整理すると、社内での基準がぶれません。
配送手配は12月に入ると集中します。 20日頃までに届ける必要があるため、宛先リストとのしの表記を11月中に確定させ、早めに発注します4。
担当者が異動・退職していた場合
前年の担当者が異動していると、届いた品の扱いに先方が困ることがあります。 毎年同じ担当者名で送っていた場合は、送る前に相手先の窓口を確認します。
個人名が分からなければ、部署宛て(例:「営業部御中」)にして会社として受け取れる形にします。 会社宛てで個包装の品を選んでおけば、担当者が変わっても部署で分けられ、宛先の変化に強くなります。
今年からお歳暮をやめたい場合
自社の方針で贈答を取りやめる場合は、黙ってやめず、年末の挨拶で一言伝えます。 急に届かなくなると、相手に関係の変化を勘繰らせるためです。
品は贈らなくても、年末の礼を挨拶状やメールで伝えれば、区切りの挨拶としては十分に成り立ちます。 虚礼を控える流れが広がる中で、贈答の有無より礼を欠かさない姿勢が、取引先との関係を支えます2。
よくある質問
取引先へのお歳暮でよく挙がる疑問をまとめます。
お歳暮とお中元は両方贈るべきですか。 どちらか一方に絞る場合は、1年の締めくくりにあたるお歳暮を優先します4。両方贈るなら、金額はお歳暮をやや高めにするのが通例です。
贈る時期はいつですか。 12月上旬から20日頃までに届くように手配します4。時期を過ぎたら、表書きを「御年賀」(松の内まで)や「寒中御見舞」に替えて贈ります。
会社宛てと担当者個人宛て、どちらに贈りますか。 組織としての付き合いなら会社宛て、個人的に世話になっている相手なら担当者個人宛てにします。会社宛ては分けられる品、個人宛ては質で選ぶ品が向きます。
喪中の取引先に贈ってもよいですか。 お歳暮は祝い事ではなく日頃の礼のため、喪中でも贈って問題ありません。ただし四十九日前は時期をずらし、紅白の水引を避けて無地の掛け紙にする配慮が丁寧です。
現金や商品券を贈ってもよいですか。 取引先へは避けます。金額がそのまま伝わる品は、相手に値踏みの印象や返礼の負担を強く意識させます。日頃の礼を伝える趣旨には、分けられる菓子や飲料など消えものの品が合います。
まとめ|関連記事

取引先へのお歳暮の要点を整理します。
- 会社宛ては部署で分けられる個包装・常温・日持ちの品を選ぶ
- 相手企業の規模で個数を合わせ、数が読めないときは多めで単価を抑える
- 予算相場は3,000〜5,000円が中心。重要な取引先は5,000〜10,000円まで
- のしは紅白蝶結び・表書き「御歳暮」。会社名+代表者名、部署なら「○○部一同」
- コンプライアンスで受け取れない企業には無理に贈らず、挨拶状の礼に切り替える
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著者:編集部 最終確認日:2026-07-25 詳細な制作方針はこのサイトについてをご覧ください。

